わたしの好きな。3夜

お久しぶりなこのブログ。

お元気ですか。

私は今日も元気です。

私の好きな本を気ままに紹介していくコーナーでございます。


えー、最近めっきり出会いがなく。

これだ!という愛すべき作品との出会いが少ない2019年上半期でございました。

と、思っていたら!下半期入りたての頃にとっても素敵な本に出会ってしまいました。

「大人ライトノベル」というのを皆さんご存知でしょうか。

私はもちろんそんなジャンルがあるなんて知りませんでした。笑

今回紹介したいのはそんな「大人ライトノベル」作家の有川浩さんの作品。

これはこれはもう、ほんとに。とっても、すんばらしいのです。


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個人的な感想ですが、有川浩さんは自衛隊を舞台にした作品が多いイメージ。

今回紹介したいのも自衛隊のお話。

自衛隊三部作とまとめられる事が多い「塩の街」「空の中」「海の底」

これを2日かけて読みました。

ほぼ徹夜。笑

”え、もう朝なの。え、まだ読み終わってない、、、でも仕事行かなきゃ…。”

という具合に、

気絶してるかお風呂入ってるか自転車乗ってるか仕事してるか

以外のすべての時間を使って読んでいました。

読みたすぎて手から離れないの。笑

かわいいやつめ。笑

松任谷由実さんの「ひこうき雲」が聴きたくなるような本。


自衛隊という職業に個人的にすごく堅いイメージを持っていました。

が、吹っ飛びます。こんな人が実際に居たらなんて素敵なんだろうと思ってしまいます。笑

当たり前だけど、私も含めてみんな人間なんですよね。

職業として国を守ってくれている、ただの生身の人間。

普段、"この人は人間で この人は人間じゃない"

とかいちいち考えないじゃないですか。

そもそも人の形してたら人間だと思い込むし。

だけどこの三部作を読んで『私の知っている世界はなんてちっぽけなんだ』と思いました。

(※作品にヒト型エイリアンが出てくる訳ではありません。笑)


色んなものと戦う姿を通して、(ネタバレになるので何と戦うかは伏せておこうw)

誰かを、何かを、想う。

そんな苦しさと幸福感を疑似体験出来るストーリー。

ただの私達と同じ血の通う人間が身を挺して国を守る時、

それは国がどうこうの前に愛する人に生きてて欲しいという国防をかけた壮大なラブストーリー。

ぜひ読んでいただきたい。

SF嫌いだけど挑戦したい人はこの3つから読んでいくのが大正解だと思う。

(ちなみに、私の有川浩さんとの出会いは「ラブコメ今昔」という作品でした。

出てくる登場人物がみんな個性的。笑)

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有川浩さんの作品、「塩の街」「空の中」「海の底」以外にも自衛隊をテーマにしたものが何冊かありまして。

空雪的オススメの読む順番を書いておきます!

①「空飛ぶ広報室」

②「ラブコメ今昔」

③「塩の街」

④「空の中」

⑤「海の底」

⑥「クジラの彼」

(⑦「図書館戦争」シリーズ:これは自衛隊がテーマな訳ではないんだけど、

①〜⑥を読んだあとに読む方がグッと来る。と、思う。笑)


有川浩さんの作品に共通しているのは

『読者を傷つけない』ことだと思う。

もちろん傷を抉られることもあるのだけど、

それでも読み終わってしまえば

「あ、これ傷じゃなかったわ。被害妄想だったわ。あははは!」

という感じでなんだか今まで刺さってたトゲを笑って許せるようになる。

そんな不思議な魅力がある人だなぁと私は思っているのである。

どのお話にも傷を背負っている人達が沢山出てくるのだけど、

見事に乗り越えていたり乗り越えていこうと努力していたり、

それぞれの登場人物がそんな背中を見せてくれているからかもしれない。


夏にこの三部作を読んでから、

現在出版されている読んでいなかった有川作品を全て読破したので

また後日ちょろちょろ紹介していきたいと思う。

(気が向けば。笑

でもオススメしたいやつがあるから多分書くと思う。笑

たぶん。笑)


ちょっと長くなり過ぎちゃったので今日はこの辺で。

じゃあの!

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