わたしの好きな。2夜

411ページに全てが詰まってる。


島本理生さんの「ナラタージュ」を読んでみました。

話の内容知ってたから読んだことあると思いこんでいました。

読んでびっくり。

未読でした。

未読スルー。

これを読んでなかったなんて大馬鹿者だ。

最初、進みのあまりの緩やかさに

眠たくなるかもしれないのだけど

そこはぐっとこらえていただいて。

寝る前の10分ずつ、少しずつ読んで頂いて。

そしたら何日目かのある日読み終わるまで眠れなくなります。

私は読み終わっても眠れなくてこれを書いています。笑


読みながら泣いたりはしないのだけど、

描写がとてもとても綺麗な作品でした。

なんだか自分の話なのではないかと思ってしまう程愛しくて。

苦しくなりました。

同じ体験なんかしてなかったとしても

どこかしら琴線に触れるところがあるんじゃないでしょうか。

あとがきがないのがまた良いのです。

余計なものは何もいらない。

ただただ411ページを味わえたらいい。

味わってほしいなと思った作品でした。

0コメント

  • 1000 / 1000